ハッピーボイスの山口ゆりえです。

先月より、特別支援教室学校に通う生徒さん達をサポートされる真岡市の事業所「わらくや」様にて、コミュニケーション学習が始まりました。
「わらくや」様・・・(本社:宇都宮市、事業所:真岡市)多機能型事業所、障害者就労継続A型、障がい児放課後デイサービスA型、放課後等デイチャレンジ!を運営。ウィングラフィティ株式会社。

毎週生徒さんと接することで、
毎回距離が縮んでいる気がします(^^)

「こんにちは〜」と入室する度に、「ゆりえ先生こんにちは〜宜しくお願いします!」と元気よく挨拶してくれます(^^)

高校生の学習では、
「社会で生きる為のコミュニケーション力」を身につける為のプログラムを組みます。

・自分の考えを伝えたい→だけど、上手く伝えられない。
・分からないことを質問したい→だけど、上手く聞くことができない。
・自分の好きなことを表現したい→だけど、どのように話してよいのか分からない。
・相手のことをもっと知りたい→だけど、何を聞いてよいのか分からない。

これらは大人になった私達でも迷うことがある。だからこそ、私達大人はコミュニケーションの大切さを感じている。
「大人になるためにはコミュニケーション力が必要です」から始まったコミャニケーシ学習。

最初に、高校生達に「将来どんな仕事に就いてみたいかな?」と質問を投げかけてみると、
「大工になりたい」「カフェで接客の仕事がしたい」等、皆其々に夢があることが分かりました。
若い時に「やってみたい仕事・憧れている仕事がある」ことは、とても健全なことだと思います。

直ぐにできないかもしれない。
もしかしたら、時間が掛かるかもしれない。
だけど、「いつか必ずできる!」と諦めない姿勢で進むことで道は開けるとことを伝え続けていきたいです。

その為に、「人と接すること」は避けては通れないことであり、
「声を出す」「思いを伝える」「考えをまとめる」「人の話を聞く」ことの土台づくりを始めています。

私には大工さんになりたい男の子に「釘の打ち方」を教えることはできません。
だけど、「なりたいという気持ちを伝える」ことは教えられます。
そして、「もし大工さんになった時は、大きな声を出した方ががいいよ!」
と言いながら、声量を鍛えることもできます。

社会に出た時の為に、、、
コミュニケーションを中心に、時期に合わせて面接時の対応等も取り入れながら進めて参ります。

そして、小学生も一緒に行うコミュニケーション学習日には、「アイスブレーキングや言葉のゲーム」を取り入れて行います。

又、様々な音に耳を傾けることで、「集中して聴くこと」と同時に「周りへの意識」を持つように伝えます。

通学中に耳にする音は?
季節を感じる音は?

こちらは「拍子木」です。
なぜか私がもっている。。。

コミュニケーション学習~社会で生きる為に~

昔は冬に、「火の用心」の音として聞くのが一般的でしたが、
「お祭りで見た、聞いた!」という声も出ました。

実際に子供達が手に取り、木と木を合わせて響く音を確認してもらいました。
同じ音でも、防災の音にも、お祭りの音にもなる。

私自身、まだまだ多くの学びが必要な身でありますが、自分が学んだスピーチやファシリテーター、マナー等も取り入れながら、
必要な内容を作り上げていきたいと思います。

今回久々に、、、
学生時代に取得した小学校二種免許の写しを提出する機会を頂きました。
優れた経歴の持ち主ではありませんが、
任せて頂けたことに感謝の気持ちを込めて、、、
成長のお役に立てるよう、努めて参ります。

人は皆、同じじゃなくていいと思う。
すぐに覚える人もいれば、
時間をかけて覚える人もいる。

苦手なことがあってもいいと思う。
完璧じゃなくていいと思う。

大切なのは続けること。
好きなことを見つけること。

素直な子供達から学ばせてもらっています。