ハッピーボイスの山口ゆりえです。

戦後の混乱期、昭和という激動の時代を真摯に生き抜かれた二人のお父様の人生と、
お父様方の思いが形になられた、
ある「事業所」様の話です。

まだ暑さが残るある日、
問い合わせフォームより、ある司会の依頼を頂きました。
真岡市に事業所を構える、ウィングラフティ株式会社代表 島田ご夫妻のお父様方の「偲ぶ会・お別れの会」でした。

そしてお父様方の思いが形になった場所こそ、
ご夫妻が運営されている多機能型事業所「わらくや」でした。

真岡市にある「わらくや」様で打ち合わせをした際に、初めて島田ご夫妻にお会いしました。
代表を務める利枝さんは、様々な話を語ってくださいました。

事業所を開所する直前に他界された、ご主人で専務のお父様のこと。
独立を決意した利枝さんに、「絶対に諦めるな」と全身全霊で激励された、代表である利枝さんのお父様のこと。
色々と伺いました。

事業所入り口では、新鮮な朝取り卵が販売されていました。

（割った時の黄身の膨らみで、他の卵との違いが分かります！！とても美味しい卵です）

打ち合わせの後、利枝さんからスライド上映のナレーション原稿が届きました。

言葉に魂が宿り、言霊となる。

利枝さんが書き上げた原稿には魂が宿り、
掛け替えのないストーリーとなっていました。

「障害を人生の障害としない」
「苦悩を人生そのものとしない」

お父様方の言葉と、支え合って生きていくことが原動力となり、誕生した事業所。

障害福祉を変革する為に立ち上がったご夫妻。
開所に至るまで、泣きながら思いを訴えたこともあったそうです。

真摯な思いは必ず花開く。
「丁寧に 根気よく 着実に」を合言葉に、
新たな物語が始まったそうです。

実は、事前にナレーションを練習していた時に、私は一人で泣いてしまいました。。。

包み隠さずに語られたお父様方の人生と、
実直さに溢れた言葉に心を揺さぶられました。

人が何かを始める時には必ずきっかけがある。
そのきっかけに心を打たれるほど、人は協力したい、一緒に頑張りたいと感じるのだと思いました。

「わらくや」様では、様々な取り組みが行われています。

拘りの商品は、確かな品質が自信となっているそうです。

こちらは、日光東照宮に献上されているお醤油です。別の施設の方々が取り組まれているそうです。私も頂戴しました。ありがとうございます。

未来は過去から繋がっている。
大切なことに気づくことで、
新たな未来を作り上げることができる。
それは、関わる人、身近な人の思いに気づき、
自分が何ができるのかを考えていくことだと感じました。

この度、「私 山口に依頼したい」と思ってくださり、また閉会後も「依頼して本当によかった」と有難い言葉を掛けてくださった利枝代表に心から感謝致します。ありがとうございました。

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