ハッピーボイスの山口ゆりえです。

10月上旬から11月上旬までは、1か月が1年に感じるような日々でした。

月日の流れが速く感じることは、充実していることだと感謝したい。。。

コラムの執筆も頑張っております。

10月の記事を改めてアップ致します。

既にブログにアップしているテーマですが、

「時」と「状況」を例にしてリニューアルしてみました。

先月は国政選挙が行われ、タイムリーな内容で綴りました。

 
 

~ 第2回 自信と謙虚さのバランス ~

ハッピーボイス山口ゆりえです。
「スピーチ成功までの6段階~心を掴む話し方~」第2回目をお届けします。
今回のテーマは「自信と謙虚さのバランス」についてです。

今秋、激しい選挙戦が繰り広げられることになった日本列島。このメルマ
ガコラムが配信される頃には、遊説カーが街中を走らせていることでしょう。
「耳を傾けてもらえるトーク」を心掛け、私も遊説ウグイスの一人として頑
張るつもりです。

選挙が近づくと、連日ニュース番組から候補者の方々が発する「言葉」を
聴くことができます。政策と同時に耳に残るのは、その方の人柄を表す言葉
だと思います。「確かに理に適っていても、発する言葉に共感できない」
「政策全てに於いて頷けなくても、訴える言葉が自分に響いてくる」等、私
達有権者は政策と同時に言葉も耳に残し、その言葉から人柄を判断している
のだと感じます。

「話す姿から人柄を判断する」或いは「話す姿から人柄を判断される」。
誰もが常に、何れも経験されていることだと思います。しかしながら人を判
断する時には細かく分析が出来たとしても、いざ自分が判断される側に立つ
と、少々不安に感じてしまうものですよね。では、人前で話す時にはどんな
ことを意識すればよいのでしょうか?私は「自信と謙虚さのバランス」だと
考えています。

過剰な自信からは時として傲慢さが伝わりますが、人柄が表れる自信から
は、本来の魅力が伝わります。自分で自分を認めるよりも、他人が認める魅
力にこそ説得力があります。

「自分」を見てくれる人・話を聴いてくれる人に心を開き、共感された時
に「喜び」を覚え、「感謝」の気持ちを抱くのだと思います。そこからその
人の地に足が付いた「自信」が生まれるのではないでしょうか。

そして、数え切れない程のスピーチを拝聴している経験からお伝えできる
確かなことがあります。それは、「優れた人ほど自慢しない」ということで
す。これは絶対だ!と感じています。

「自分は出来る」「自分は才能がある」「自分は頑張った」これらが多過ぎ
ると、聴き手はお腹いっぱいになり、「ごちそうさま~」となり聴くことを
終了させてしまうかもしれません。必要以上の断定的な物言いは、過剰な自
信へと繋がり無駄な威圧感を与えかねない為、話の構成を練り上げる際に、
伝え方の匙加減も考える必要があると思います。

どんな方が聴いているのか。どんな話を望まれているのか。自分の立ち位
置を考えることで、「自信と謙虚さのバランス」を保ちながら話すことが可
能になると、私は考えています。

素晴らしい話には、その場に突如一体感が生まれます。それは感動と言う
名の奇跡とも言えるかもしれません。自然と湧き起こる喝采は、話の内容が
理路整然としているだけでは生まれないでしょう。その人の人間性にも強く
惹かれた時に、誰に促されることなく身を乗り出しながら拍手を送る自分が
いるでしょう。

ケネディ米大統領、キング牧師、スティーブ・ジョブズ、オバマ米大統領、
歴史を動かしたと言われる名スピーチは、多くの人の心を掴んでいます。そ
れは例え大勢であっても、「一人一人に語り掛けるように伝えた心配り」に
よって、一体感が構築できたのでしょう。

根拠のない自信は息が続かない。しかしながら、「自分」を見てくれる人・
話を聴いてくれる人に心を開き、共感された時に「喜び」を覚え、「感謝」
の気持ちを抱く。そこからその人の地に足が付いた「自信」が生まれてくる。
その過程の中で、本当の自信と必要な謙虚さを身に付けていくのだと思いま
す。

人前で話す時に意識したい、「自信と謙虚さのバランス」。言葉を発する
時に見えてくる人柄は、この意識によって大きく変化する気がします。

次回は、「情と論理」です。

(11月21日配信号へつづく)

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書くことで、思いが形になっていく!!

いつもそのように感じています。

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